来年2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の撮影が決定され、明智光秀にゆかりのある、滋賀県や京都・福知山市は歓喜の声が上がり話題になっていますね。
今回はそんな「麒麟がくる」ロケ地になる有力地域と、先日発表された追加のキャスト&大河語りの方もご紹介していきたいと思います。
出典: 戦いに敗れ、落ち武者狩りで竹槍に突かれる明智光秀の最期(「国史画帖大和桜」より)
「麒麟がくる」ロケ地は?
滋賀県
滋賀県には、光秀が1571年に一番初めに築城した「坂本城」があります。
坂本城は琵琶湖に面し、比叡山を挟んで京都市の東隣に位置しており安土城に先駆けて天守が築かれ瓦が用いられたお城でした。
比叡山といえば主君織田信長の命を受けて、比叡山延暦寺の焼き討ちを行ったのは有名ですよね。
さらに、主君織田信長が本格的に天下統一に乗り出した城(安土城)もあります。ですのでこの地は外せないのではないかなと思います。
【#長谷川博己 さんが明智家の墓参り】
来年のNHK大河ドラマ「#麒麟がくる」で主人公 #明智光秀 を演じる俳優の長谷川博己さんが、撮影開始を前に、#大津市 にある光秀ゆかりの寺を訪れました。
→https://t.co/s2t2Ncp6h1
#大河ドラマ #西教寺— NHK大阪放送局 (@nhk_osaka_JOBK) May 20, 2019
岐阜県
明智光秀の生まれは岐阜県です。ただ、光秀の出生はなぞに包まれていて出生地として
岐阜県可児市説
岐阜県恵那市説
とがあります。この二つの地域には「明智城」という名前のお城があります。
しかしながら、光秀は信長に仕えるまでの記録がはっきりしていないのです。
出生が可児市か恵那市になるのか気になるところですが、こればっかりは始まってからでないと分かりません。
楽しみにしておきましょう!
出典:ぎふの旅ガイド
京都府
明智光秀といえば京都だと言われる方も多いかと思いますが、明智光秀は晩年は京都で活躍しています。
その代表的なお城が亀山城と福知山城です。
京都には光秀が2番目に築城した「亀山城」3番目に築城した「福知山城」があります。
亀山城は地名から名付けられたと言われ、丹波攻略のために建てられたお城です。丹波攻略とは?
また、福知山城は、横山城の戦いで丹波の国を平定し、横山城を修築して福知山城と命名したと言われています。
復元再構築されているので、ロケ地としては第一候補となるのではないでしょうか?
「麒麟がくる」新キャスト
NHKは2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」(来年1月スタート、日曜後8・00)の新キャストを新に発表しました。
尾野真千子(37): 伊呂波太夫(いろはだゆう)。架空の人物で旅芸人の女座長の娘。
向井理(37) : 室町幕府第13代将軍・足利義輝
風間俊介(36) : 江戸幕府初代将軍・徳川家康
伊吹吾郎(73) : 今川義元の軍師・太原雪斎
市川海老蔵(41) : 大河ドラマ語り
同作はすでにクランクインしており、
主演の長谷川博己(42)が明智光秀役
光秀が京で出会う娘・駒役の門脇麦(26)
三河出身の農民・菊丸役の岡村隆史(49)
叔父・光安役の西村まさ彦(58)
光秀の主君・斎藤道三役の本木雅弘(53)
その娘・帰蝶役の沢尻エリカ(33)
織田信長役の染谷将太(26)
織田信秀役の高橋克典(54)
医師・望月東庵役の堺正章(73)
斎藤義龍役の伊藤英明(44)
らの出演が発表されています。多彩な顔ぶれで今からワクワクしますね!
「麒麟がくる」みどころ
今回大河ドラマとしては、初めて明智光秀を主役とした作品となります。
脚本の池端氏は「本能寺で光秀が信長を討ったという劇的な事件は、逆臣による反乱劇というレッテルを貼られ、それがずっと現在まで尾を引いている。本当の光秀は実はもっと魅力のある人物だったんじゃないか。本能寺の一件は光秀と信長の関係を見直すことにより意味合いが一変し、歴史の転換点として深い意義を持つのではないか、そういう説に興味を持ちました」と執筆への意欲を語っています。
またNHKは
大河新時代──
記念すべき2回目の東京オリンピックが行われる2020年──
21世紀の日本にとって大きな節目を迎える年です。
そのメモリアル・イヤーに、大河ドラマで最も人気の高い「戦国時代」をはじめて4Kでフル撮影、従来とはまったく異なる新しい解釈で英雄たちを描く、まさしく「大河新時代」の幕開けともいえる作品が第59作「麒麟がくる」です。「麒麟がくる」は、大河ドラマの原点に戻り、戦国初期の群雄割拠の戦乱のなか、各地の英傑たちが天下を狙って、命をかけ愛をかけ戦う、戦国のビギニングにして「一大叙事詩」です。
脚本は、第29作「太平記」を手がけた池端俊策のオリジナル。
大河ドラマとしては初めて智将・明智光秀を主役とし、その謎めいた前半生にも光があてられます。
物語は、1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」であった時代から始まり、丹念にそれぞれの誕生を描いていきます。若き明智光秀、織田信長、斎藤道三、今川義元、そして秀吉が、家康が、所狭しと駆け巡る……。
「麒麟がくる」──新たな時代の大河ドラマの始まりです。
と2020年大河の新しい幕開けとして「麒麟がくる」を位置づけているようです。
今までのイメージである反逆者として明智光秀を描くのではなく、もっと深いところから光秀を見つめ「本能寺の変」をが起きた本当の意味とは何かを問いただしてくれる作品となりそうですね。
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